タイトリストが2026年新型ドライバー「GTSシリーズ」(GTS2 / GTS3 / GTS4)の一般発売を米国時間2026年5月13日に正式発表されました。
世界中のゴルフショップでの販売開始は2026年6月11日、価格はスタンダードシャフトが699ドル、プレミアムシャフトが899ドルです。ということなので日本も6月11日発売で統一されると思われます。
PERSONALIZED PERFORMANCE
— Titleist (@Titleist) May 13, 2026
New dual-weighting systems in each model allow fitters to shift center of gravity positions for even more personalized performance .
GTS2 features forward-aft (back) flat weights (11 grams forward, 5 grams aft in standard), while GTS3 and GTS4 feature… pic.twitter.com/dhmvLWHQXH
ツアー投入から約2ヶ月で、すでにPGAツアーの50人以上の選手がGTS2/GTS3/GTS4に切り替えており、ジャスティン・トーマスやジョーダン・スピースの名前も挙がっています。
米国では先行予約がすでに受付開始となっており、6月の本格発売に向けたフィッティングが動き始めた状況です。
GTSシリーズの概要|「GT+Speed」の3モデル構成

GTSは「GT+Speed」の意味を持つネーミングで、現行GTシリーズの速度性能をさらに引き上げる立ち位置になります。
ラインナップはGTS2、GTS3、GTS4の3モデルで、前作GTシリーズにあったGT1は今回廃止されました(のちに追加もあるかも?)
寛容性重視はGTS2、操作性・調整性重視はGTS3、低スピン特化はGTS4という3パターンはこれまでどおり。
タイトリスト・メタルウッドR&Dシニアディレクターのステファニー・ラトレル氏は、設計思想について次のように語っています。
「ドライバーのデザインは単一の機能や利点ではなく、それらすべてが重要です」とラトレル氏は説明します。
「ボールスピード、寛容性、スピン安定性、調整機能、優れた打音と打感、これらすべてを犠牲にすることなく改善するラインナップを設計することがぼくたちの仕事で、GTSでそれを実現できたと確信しています」
価格・発売日・ロフト展開
発売情報は次の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日(世界共通) | 2026年6月11日 |
| 先行販売 | 米国で受付開始済み |
| 米国販売価格 | スタンダード 699ドル / プレミアム 899ドル |
3モデルのロフトラインナップは公式で次のように確定しました。
| モデル | ロフト | 左右用 | ライ角 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| GTS2 | 8° / 9° / 10° / 11° | RH/LH | 58.5° | 45.5″ |
| GTS3 | 8° / 9° / 10° / 11° | RH/LH | 58.5° | 45.5″ |
| GTS4 | 8° / 9° / 10° | RH/LH | 58.5° | 45.5″ |
低スピン特化のGTS4のみ11°が省かれているのは、低スピンモデルの性格を考えると合理的な構成。
純正シャフトラインナップ|スタンダードとプレミアム
GTSシリーズの純正シャフトは、価格帯で2階層に整理されました。以下はUSモデルのシャフトラインナップです。
スタンダードシャフト(699ドル)
- Project X Denali Black(プロジェクトX デナリ ブラック)
- 三菱 Tensei 1K White(テンセイ 1K ホワイト)
- 三菱 Tensei 1K Blue(テンセイ 1K ブルー)
- 三菱 Tensei 1K Red(テンセイ 1K レッド)
プレミアムシャフト(899ドル)
- Graphite Design Tour AD DI(グラファイトデザイン ツアーAD DI)
- Graphite Design Tour AD VF(グラファイトデザイン ツアーAD VF)
- Graphite Design Tour AD IZ(グラファイトデザイン ツアーAD IZ)
スタンダードはDenali Blackと三菱Tensei 1Kの三兄弟(ホワイト・ブルー・レッド)という構成で、打ち出し・スピン量・球の捕まりを段階的に作り分けられるラインナップになっています。
プレミアムはグラファイトデザインのTour AD DI/VF/IZが選べる形で、ツアー選手の使用率も高い定番モデルが純正で用意された点は大きな進化です。
コアテクノロジー|Split Mass FrameとPMP倍増
GTSシリーズはGTで培ったフルサーモフォーム構造を土台に、内部構造とフェース、空力の3点で大胆なアップデートが入っています。
Split Mass Frame(スプリットマスフレーム)

GTSシリーズの中核となるのが、再設計された内部構造のSplit Mass Frameです。
後方に質量を集中させて安定性と寛容性を引き上げると同時に、低位置かつ前方に質量を配置してスピード・打ち出し角・スピン量を最適化するという、相反する要素を両立させる構造になっています。

「重心を前方に配置すれば優れた打ち出しとスピン特性とスピードが得られますが、それと同時にオフセンター時のボールスピード・打ち出し角・スピンの安定性も必要です」とラトレル氏は語っており、これまで両立が難しかった2つの要素をGTSの構造で解決したと説明しています。
PMP素材を13g→26gへ倍増
GTSの軽量化を支えるのが、タイトリスト独自のマトリックスポリマー素材「PMP(Proprietary Matrix Polymer)」です。
従来のGTシリーズではPMP使用量が13gでしたが、GTSではほぼ倍の26gまで増量されました。
これによって本体の重量バジェットに余裕が生まれ、ヘッド内部の質量配置をより戦略的に行えるようになっています。
また、軽量複合素材であるPMPの増量にもかかわらず、上級者が好む打音・打感はしっかり維持されているとされています。
Speed Sync Face(スピードシンクフェース)

フェース面はSpeed Sync Faceと呼ばれる新設計で、3つの工夫が組み合わされています。
- 強化された外周構造により、フェース中心打点でのフェースのたわみと反発係数(COR)を最大化
- サポートリングの上部を開放することで、多くの方が打ちやすいフェース上部の打点でもスピードを確保
- 可変厚み設計により、広いインパクトエリアでスピードとパフォーマンスを維持
フェース上部に当たりがちな方や、芯を外したミスヒット時の初速ロスに悩む方には、特に効きそうな設計です。
Accelerated Aerodynamics(空力設計)
GTS2とGTS3のテール部分は、従来モデルに比べて高く設計されました。
スイング中に空気の流れがクラウンとソールに長く留まるようにすることで空気抵抗を低減し、ヘッドスピードを引き出す形状です。
通常、空力性能の追求は重心位置や寛容性とトレードオフになりますが、Split Mass Frameの軽量化のおかげで、空力を高めつつ望ましい重心位置を維持できたとされています。
GTS2|最大寛容性+前後ウェイト交換
The new Titleist GTS2 Driver looks 🔥 pic.twitter.com/uq6tSVQ6ea
— Golfalot (@Golfalot) April 22, 2026
GTS2はラインナップで最も寛容性の高いモデルです。
フェース全体で最大限の安定性とコンシステントなボールスピードを求める方に向けて設計されており、高弾道で中スピンを生み出す性格になっています。
ボール後方には大きく安心感のあるシェイプが採用され、構えやすさも重視された設計です。
調整機能としては前後のウェイトを交換できるデュアルウェイトシステムを搭載しており、標準構成は前方11g・後方5gです。
他のウェイト構成も用意されており、フィッティングで打ち出し・スピン量を細かく追い込めます。
ツアーでもジャスティン・トーマスがGTS2を投入しており、寛容性モデルだから上級者が使わないというドライバーではないことが分かります。
GTS3|操作性とフォワードトラック調整

GTS3は、打ち出し角・スピン量・ショットの軌道をより細かくコントロールしたい方向けのモデルです。
GTS2と比較すると打ち出し角とスピン量が低めで、よりコンパクトな形状と、多くの上級者に好まれる深めのフェースデザインが特徴です。
調整機能は、後方のウェイトに加えて調整可能なフォワードトラックウェイトシステムを搭載しており、重心位置をさらに微調整できる設計に進化しました。
GolfWRXのフィッティングレポートでは、GTS3でリアウェイトを重めにセットして打ち出しとスピン量を維持しつつ、フォワードトラックとSureFitホーゼルでスタートラインを整える運用例が紹介されています。
「GT3のフィーリングを残しつつ、もう一段細かく弾道を作り込みたい」という方が本命候補になるドライバーかと思います。
GTS4|460ccに大型化した低スピンモデル
Patrick Cantlay is the first player to use the @Titleist GTS4 on Tour. He put it in play at the @RBC_Heritage and just shot a bogey-free, 7-under 64 in the second round to move into T2.
— Alistair Cameron (@ACameronWRX) April 17, 2026
Realistically, not a course with many drivers hit, but he's currently 4th in SG: Off-the-tee. pic.twitter.com/wE0fG7Yc7G
GTS4はシリーズで最もスピン量が少ないモデルで、過剰なスピンを抑えて飛距離を最大限に伸ばしたい方向けの設計です。
大きな変更点は、過去の「4」シリーズと異なり460ccのフルサイズヘッドを採用したことです。
これによって低スピン特性は維持しつつ、寛容性と安定性が大きく向上しています。
従来のGT4は小ぶりで上級者専用感が強いヘッドでしたが、GTSではより幅広い層に対応するモデルに性格を変えてきた形です。
調整機能はGTS3と同様に、リアウェイト+調整可能なフォワードトラックウェイトシステムを搭載しています。
スピン量が多くて飛距離をロスしている方や、強いライナー系の弾道で攻めたい方の有力候補になりそうです。
ツアー使用状況|50人超が切替、JT・スピースも採用
テキサス・チルドレンズ・ヒューストン・オープンでのデビュー以降、GTSシリーズはPGAツアーで急速に浸透しています。
すでに50人以上の選手がGTS2/GTS3/GTS4のいずれかに切り替えたと報じられており、その中にはジャスティン・トーマスやジョーダン・スピースの名前も挙がっています。
GTS2はGolfWRXの撮影でジャスティン・トーマスのバッグに入っていることが確認されています。
新ドライバー発表からわずか1〜2ヶ月で50本以上の入れ替えが進むのは、タイトリストのツアー実績としても異例のスピード感です。
2025年のPGAツアーでもタイトリストは7年連続「使用率No.1ドライバーブランド」(使用率約40%)を獲得しており、GTSはその牙城をさらに固める一手になりそうです。
個人的な注目ポイント
タイトリストジャパンからは、すでにツアーデビューに関するニュースリリースが出ています。
米国発売が2026年6月11日と確定したため、国内の正式発表もここから一気に動く可能性が高そうです。
個人的に一番気になっているのは、PMPを13gから26gへほぼ倍増させたことが、構えた時の重量感や打感にどう影響するかです。
軽量複合素材を倍にしながら「上級者の好む打音と打感を維持した」とタイトリスト側は説明していますが、ここは実機の試打と計測で確かめたいポイントです。
もう1点は、GTS4の460cc化が「これまでGT4は構えづらくて選べなかった方」をどこまで取り込めるかという点で、低スピンモデルの選択肢がぐっと広がる可能性があります。
国内入荷のタイミングで、TrackMan4とGCQuadで全モデルの計測データを取って行きたいと思います。
さいごに
タイトリストの2026年新型ドライバー「GTSシリーズ」(GTS2 / GTS3 / GTS4)が、米国時間2026年5月13日に正式発表されました。
世界共通の発売日は2026年6月11日、価格はスタンダード699ドル・プレミアム899ドルです。
核となる進化はPMP素材を13gから26gへ倍増したSplit Mass Frame、サポートリング上部を開放したSpeed Sync Face、そして各モデルに合わせて作り分けられたデュアルウェイトシステムの3点です。
以上、タイトリストGTSドライバー(GTS2/GTS3/GTS4)が2026年6月11日に世界同時発売、価格と全テクノロジーが判明という話題でした。
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