フジクラ VENTUS TRシリーズ(2026)に、VeloCore+搭載のブラックとレッドが追加されます。日本でもすでに発売している26 VENTUS TRブルー(VeloCore+)と同じ構造を採用した残り2色で、米国での発売は2026年4月20日です。
Introducing the all-new VENTUS TR Red and Black with upgraded VeloCore+ technology. The new #VENTUS TR design pairs VeloCore+ technology with Spread Tow fabric to deliver greater stability throughout the swing.
— Fujikura Composites (@FujikuraOnTour) March 23, 2026
Arriving at retail on April 20th. See more: https://t.co/kAXIIKEWwf pic.twitter.com/mNjjps0zh4
以前レビューした26 VENTUS TRブルーが中間剛性5.55kgという化物スペックでしたが、あの安定感をベースに「低弾道・ロースピン」と「中高弾道・ミッドスピン」に振ったモデルが出てきた形ですね。
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VeloCore+とTRの技術を整理しておく

VENTUSのラインナップが増えすぎて混乱している方もいると思うので、まずテクノロジー面を整理しておきます。
VeloCoreは2018年の初代VENTUSで導入されたコア技術。70トン・ピッチカーボンファイバーをフルレングスで配置した構造で、安定性とエネルギー伝達を高めたものです。VeloCore+はこれを再設計して、追加のプレミアムバイアスコア素材を統合した進化版ですね。
TRシリーズにはさらにSpread Towカーボンファブリックが中間〜手元部に入っています。超軽量・超高強度の素材で、ねじれ(トルク)とオーバリゼーション(シャフトの楕円変形)を抑える役割です。
TRブルーの試打でも中間剛性の異常な高さが計測データに出ていましたが、あの剛性感の正体がまさにこのSpread Towです。
まとめるとこうなります。
| シリーズ | コア技術 | Spread Tow | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| VENTUS(VeloCore+) | VeloCore+ | なし | ベースモデルの進化版 |
| VENTUS TR(旧) | VeloCore | あり | TRの初代 |
| VENTUS TR(VeloCore+) | VeloCore+ | あり | 現行最上位 |
今回の26 VENTUS TRブラック+/レッド+は一番下の行。VeloCore+とSpread Towの両方をフル搭載した、現時点でのVENTUS最上位です。
TRブラック VeloCore+|低弾道・ロースピン特化

TRブラックは手元調子・低スピン・低打ち出しという、ラインナップ中で最もハードなプロファイルです。
TRブルーの試打では振動数267CPM(6S)・中間剛性5.55kgでしたが、TRブラックはそこからさらに先端が硬い設計。海外レビューでは旧VENTUS Blackと比較して明らかに剛性が上がっているとの評価が多いです。
ただし、剛性が高い割にスムーズさは確保されているとのこと。しっかりパワーを伝えられるスイングであれば、フラットで安定した弾道が得られます。
注意点としては、フレックスがSとXしかないこと。R2やRの設定はありません。ヘッドスピードが足りないとしなりを活かしにくいシャフトなので、ここは素直にスペック選びが重要になりますね。
TRブルーの試打でも「ワンフレックス落とすとちょうど良い」と書きましたが、ブラックでも同じことが言えそうな気がします。表記Sでも実質Xに近い硬さだと思っておいた方がいいかもしれません。
TRレッド VeloCore+|中高弾道・ミッドスピン

TRレッドは中調子(M)・中スピン・中高打ち出しのプロファイル。TRブルーよりも中間と先端がソフト目に設計されています。
打ち出しを上げつつ適度なスピンも確保したい方に向けた選択肢です。TRブルーは低スピン寄りで弾道も中〜低弾道でしたが、レッドはそこからスピンと打ち出しを少し上げた位置づけですね。
フレックスはR2〜Xまで。3色の中で最もフレックス展開が広いです。HS41以下の方でも選択肢に入る設計になっています。
ちなみにデザインはブラックからダークチェリー、シナモンレッドへのグラデーション仕上げ。下地に微妙なスパークルが入っていて、かなりカッコいいです。
3色比較|ブルー・ブラック・レッドの違い

TRブルーの試打データも踏まえて、3色の立ち位置を整理しておきます。
| 項目 | TRブラック+ | TRブルー+ | TRレッド+ |
|---|---|---|---|
| 打ち上げ | L(低) | M(中) | M/H(中高) |
| スピン | L(低) | L(低) | M/L(中低) |
| 調子 | H(手元) | M(中) | M(中) |
| 重量帯 | 61〜97g | 60〜98g | 60〜96g |
| フレックス | S〜X | R〜X | R2〜X |
ブルーとブラックはどちらもスピンがL(ロー)ですが、ブラックは打ち上げも低です。TRブルーの試打では中〜低弾道でしたが、ブラックはそれよりさらに低い弾道になるはずです。
レッドはスピンがM/L、打ち上げがM/Hなので、3色の中では一番球が上がりやすくてスピンも入ります。「TRの安定感は欲しいけど、ブルーだと球が上がりきらない」という方にはレッドが合うかもしれませんね。
公式スペック
TRブラック VeloCore+
| モデル | フレックス | 重量(g) | トルク(°) | バット径 | 調子 | スピン | 打ち上げ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| TRブラック+5 | S | 61 | 3.5 | 0.604 | H | L | L |
| TRブラック+5 | X | 61 | 3.3 | 0.606 | H | L | L |
| TRブラック+6 | S | 69 | 3.1 | 0.602 | H | L | L |
| TRブラック+6 | X | 69 | 2.9 | 0.602 | H | L | L |
| TRブラック+7 | S | 79 | 2.9 | 0.604 | H | L | L |
| TRブラック+7 | X | 79 | 2.7 | 0.604 | H | L | L |
| TRブラック+8 | X | 87 | 2.6 | 0.606 | H | L | L |
| TRブラック+9 | X | 97 | 2.5 | 0.620 | H | L | L |
※表を左右にスクロールして確認できます。
TRレッド VeloCore+
| モデル | フレックス | 重量(g) | トルク(°) | バット径 | 調子 | スピン | 打ち上げ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| TRレッド+5 | R2 | 60 | 3.8 | 0.604 | M | M/L | M/H |
| TRレッド+5 | R | 60 | 3.6 | 0.604 | M | M/L | M/H |
| TRレッド+5 | S | 61 | 3.4 | 0.604 | M | M/L | M/H |
| TRレッド+6 | R | 69 | 3.4 | 0.604 | M | M/L | M/H |
| TRレッド+6 | S | 69 | 3.2 | 0.604 | M | M/L | M/H |
| TRレッド+6 | X | 69 | 3.0 | 0.604 | M | M/L | M/H |
| TRレッド+7 | S | 79 | 3.0 | 0.604 | M | M/L | M/H |
| TRレッド+7 | X | 79 | 2.8 | 0.604 | M/H | M/L | M/H |
| TRレッド+8 | X | 87 | 2.7 | 0.606 | M/H | M/L | M/H |
| TRレッド+9 | X | 96 | 2.5 | 0.622 | M/H | M/L | M/H |
※表を左右にスクロールして確認できます。
※全モデル共通:長さ46インチ、チップ長3.0インチ、チップ径.335
価格・発売日

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 米国価格 | $350(TRブルー VeloCore+と同額) |
| 米国発売日 | 2026年4月20日 |
| 日本価格・発売日 | 現時点で公式未発表(判明次第追記) |
個人的には、TRブルーの試打で感じた「中間剛性の高さからくる安定感」がブラック/レッドでどう出るのかがかなり気になっています。
入手でき次第テスト予定です。
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