スリクソンの次世代アイアンZXi7・ZXi5・ZXiRが、ついに正式発表されました。
中空構造のZXiU ユーティリティアイアンも加えた4モデルが、2026年9月12日に発売されます。
前作にあった中空のZXi4がなくなり、新素材「i-ALLOY」を使ったZXiRが新たにラインナップに加わっています。
「ZXi4」が消えて「ZXiR」が加入、アイアンは3モデル構成に

今回の3モデルにZXi4は含まれていません。
ZXi4は7番28.5度のストロングロフトを持つ中空アイアンでしたが、その枠にZXiRが入る。

| 項目 | ZXi7 | ZXi5 | ZXiR |
|---|---|---|---|
| 7番ロフト | 32度 | 31度 | 28.5度 |
| スピン量 | 多い | 中間 | 少なめ |
| 操作性 | 高い | 中間 | 低め |
| 打感 | やわらかい | 中間 | やや硬め |
| 飛距離性能 | 中間 | やや高い | シリーズ最大 |
| 寛容性 | 中間 | やや高い | シリーズ最大 |
| セット構成 | #5〜9、PW(6本) | #5〜9、PW(6本) | #6〜9、PW(5本) |
※スピン量から寛容性までは、公式サイトの5段階チャートをもとにしたシリーズ内での相対評価です。
ダンロップの公式アカウントは、発表の4日前からティザーを出していました。
SRIXON New ZXi
— XXIO/SRIXON/Cleveland Golf Official (@DUNLOP_JP) 2026年8月1日
Coming 2026.8.5#スリクソン #srixon #新作クラブ pic.twitter.com/r8Qn35mG8z
アイアン単独の公式PVも同じ日に公開されています。
3モデル共通の「TOUR V.T. SOLE」は継続

ソールはスリクソンではお馴染みのVTソールです。
トウとヒールも落とされていて抜けの良い形状。
ソール形状とバンス角の設定で、さまざまなライからの抜けの良さを狙ったとのこと。
ここは前作から名称も含めて変わっていません。
ZXi7|「冷間コンデンス鍛造」とPUREFRAME iQ

ZXi7はシリーズの中・上級者向けモデル。
新型もキャビティ周りの造形が現行から改良され、よりすっきりした見た目になっています。
やわらかいS15C軟鉄と、鋼材を部分的に強化するi-FORGED製法の組み合わせは新型でも継続です。
そのうえで今作から入ったのが、熱処理の後にスコアライン加工を行う「冷間コンデンス鍛造」です。
表面と深部の硬度差を大きくして、スピンに効く表面は硬く、打感に効く深部はやわらかく仕上げたとのこと。
もう1つが、前作のPUREFRAMEから名前が変わったPUREFRAME iQです。
Pureframeは1ピース鍛造のZXi7だけに使われる構造で、打点位置に合わせて肉厚を調整する設計です。
そこで生まれた余剰重量を低重心化に回しています。
契約プロの勝みなみ選手は「ブレードが薄く見える形状で構えやすく、アドレス時の印象が非常に良い」「一見難しそうな顔つきに見えるが、実際に打つとやさしさも感じられる点がとても好きです」とコメントしています。
スペックについて
| 番手 | #3 | #4 | #5 | #6 | #7 | #8 | #9 | PW | AW | SW |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ロフト角(度) | 20 | 22 | 25 | 28 | 32 | 36 | 41 | 46 | 51 | 57 |
| ライ角(度) | 60 | 60.5 | 61 | 61.5 | 62 | 62.5 | 63 | 63.5 | 63.5 | 63.5 |
| バンス角(度) | 19 | 19 | 19 | 19 | 19.5 | 19.5 | 20.5 | 21 | 21 | 25 |
| 長さ(インチ) | 39 | 38.5 | 38 | 37.5 | 37 | 36.5 | 36 | 35.75 | 35.5 | 35.25 |
※長さはダイナミックゴールドとMODUS3 TOUR 115装着時の値です。
※MODUS3 TOUR 105装着時は各番手0.25インチ長くなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ヘッド素材 | #3〜7は軟鉄(S15C)+タングステンニッケル合金、#8〜SWは軟鉄(S15C) |
| ヘッド製法 | 軟鉄鍛造(マイルド熱処理仕様) |
| シャフト | ダイナミックゴールド/N.S.PRO MODUS3 TOUR 115/N.S.PRO MODUS3 TOUR 105(カーボンの設定なし) |
| バランス | D2〜D3 |
| 価格(税込) | 6本セット(#5〜9、PW)171,600円/単品(#3、4、AW、SW)28,600円 |
| 生産国・左右 | 日本製、レフトハンドあり |
ZXi5|MAINFRAME iQで約4gの余剰重量

歴代モデルが国内で圧倒的に売れているのがZXi5。
MainFrameはフェース裏面に溝やチャネルを網目状に削り込んで、ボールスピードとMOIを高める可変肉厚フェースのテクノロジーです。
ZXi5のMainFrameも、MAINFRAME iQへアップデートされています。
数千回の打点シミュレーションで肉厚を設計し直したことで耐久性が上がり、従来モデル比で約4gの余剰重量が生まれたとのこと。
その重量を低重心化に使って、高弾道による飛距離と寛容性を両立させる狙いです。
山下美夢有選手は「打感と形状が気に入っていて、構えたときに安心感があります」、竹田麗央選手は「構えたときに自然と振っていける安心感があります」とコメント。
フェースがクロムバナジウム鋼、ボディが軟鉄S20Cという組み合わせは前作から継続です。
スペックについて
| 番手 | #4 | #5 | #6 | #7 | #8 | #9 | PW | AW | SW |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ロフト角(度) | 22 | 24 | 27 | 31 | 35 | 39 | 44 | 50 | 56 |
| ライ角(度) | 60.5 | 61 | 61.5 | 62 | 62.5 | 63 | 63.5 | 63.5 | 63.5 |
| バンス角(度) | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 18 | 18 | 10 |
| 長さ(インチ) | 38.75 | 38.25 | 37.75 | 37.25 | 36.75 | 36.25 | 36 | 35.75 | 35.5 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ヘッド素材 | フェースはクロムバナジウム鋼、ボディは軟鉄(S20C)。#4〜7はタングステンニッケル合金を追加 |
| ヘッド製法 | フェースはCNC加工、ボディは軟鉄鍛造 |
| シャフト | VENTUS TR ZXi-II for IRON(カーボン)/N.S.PRO MODUS3 TOUR 105/N.S.PRO 950GH neo |
| バランス | カーボンD0〜D1、スチールD2〜D3 |
| 価格(税込) | 6本セット(#5〜9、PW)スチール171,600円/カーボン178,200円 |
| 生産国・左右 | 日本製、レフトハンドあり |
ZXiR|新合金「i-ALLOY」でシリーズ最大の飛距離と寛容性

新顔がZXiR。
ヘッドに使われているi-ALLOYは、クリーブランドのRTZ2ウェッジに採用されている独自素材Z-ALLOYを、アイアン用にチューニングした合金です。
ネーミングからして、RTZウェッジで採用された、Z-ALLOYのアイアン版と予想されていましたが、そのとおりの内容でした。
去年10月のリーク時に出ていたカタログでは、i-ALLOYについてこう説明されていました。
i-ALLOYは、一般的なSUS431ステンレス鋼よりも柔らかく低密度な素材とのことで、それでいて十分な強度と耐久性を持っていることが特徴のようです。
関連【リーク】スリクソン次期アイアンは『ZXiR』か|新素材「i-ALLOY」を採用
ZXi4の後を継ぐモデルという見方で良いかなと。
その理由としては7番アイアンで28.5°というストロングロフト設定です。
フェース周辺部の溝を広げてたわみ量を増やし、反発性能を上げる肉厚設計も入っています。
番手別ブレード長設計では、ショートアイアンからロングアイアンへフェース長を長くしていき、短い番手は操作性、長い番手はやさしさ重視。

そして番手別グルーブ設計です。
#5〜#7の溝は広く、#8〜SWの溝は狭く配置し、フェース面のレーザーミーリングでラフやウェットでのスピンを確保しています。
ZXi4は中空でしたが、公式資料でZXiRを中空と書いている箇所はありません。
公式スペックではボディがロストワックス精密鋳造で、#5〜7のフェースはHT1770Mの鍛造、#8〜SWはフェースと本体の一体鋳造という表記です。
ロフトはZXi4を引き継ぎつつ、中身は別物と考えたほうが良さそうな気がします。
あと、4モデルの中でZXiRだけがベトナム製で、レフトハンドの設定もありません。
スペックについて
| 番手 | #5 | #6 | #7 | #8 | #9 | PW | AW | SW |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ロフト角(度) | 22 | 25 | 28.5 | 33 | 38 | 43 | 48 | 54 |
| ライ角(度) | 61 | 61.5 | 62 | 62.5 | 63 | 63.5 | 63.5 | 63.5 |
| バンス角(度) | 14 | 15 | 16 | 16 | 17 | 18 | 18 | 18 |
| 長さ(インチ) | 38.75 | 38 | 37.25 | 36.75 | 36.25 | 36 | 35.75 | 35.5 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ヘッド素材 | ボディはi-ALLOY。フェースは#5〜7がHT1770M、#8〜SWがi-ALLOY |
| ヘッド製法 | ボディはロストワックス精密鋳造。フェースは#5〜7が鍛造、#8〜SWがフェース・本体一体鋳造 |
| シャフト | Diamana ZXi-II for IRON(カーボン)/N.S.PRO 950GH neo |
| バランス | カーボンC9〜D0、スチールD2〜D3 |
| 価格(税込) | 5本セット(#6〜9、PW)スチール143,000円/カーボン148,500円。#5・AW・SWは単品 |
| 生産国・左右 | ベトナム製、右用のみ |
ZXiU|中空構造のユーティリティアイアン

ZXiUは中空構造のユーティリティアイアンです。
軟鉄鍛造ボディにi-FORGEDとMAINFRAME iQを組み合わせています。
現行ZXiUはこのシリーズで初めてTour V.T. Soleを採用したモデルでしたが、新型でも継続されています。
スペックについて
| 番手 | #2 | #3 | #4 |
|---|---|---|---|
| ロフト角(度) | 18 | 20 | 23 |
| ライ角(度) | 60 | 60 | 60.5 |
| 長さ(インチ) | 40.5 | 40 | 39.5 |
| クラブ重さ(g) | 361 | 365 | 370 |
※長さと重さはVENTUS TR ZXi-II for HYBRID 7装着時の値です。
※N.S.PRO 950GH neo装着時は0.5インチ短く、重さは384〜395gになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 構造 | 中空 |
| ヘッド素材 | フェースはクロムバナジウム鋼、ボディは軟鉄(S20C)+タングステンニッケル合金 |
| ヘッド製法 | フェースはCNC加工、ボディは軟鉄鍛造 |
| シャフト | VENTUS TR ZXi-II for HYBRID 7/同8(カーボン)/N.S.PRO 950GH neo |
| 価格(税込) | 1本 スチール38,500円/カーボン41,800円 |
| 生産国・左右 | 日本製、レフトハンドあり |
発売は9月12日、全国で試打会も開催

4モデルとも2026年9月12日発売です。
発売に先駆けて、全国での試打会も予定されています。
気になる方はチェックしてみてください。
同じ9月12日には、ドライバーとウッド系のZXi RKTシリーズもデビューします。
目指したのは、ロケットのような弾道。
— XXIO/SRIXON/Cleveland Golf Official (@DUNLOP_JP) 2026年8月5日
妥協のない進化が、ここにある。
スリクソン ZXi RKT(ロケット) 誕生。
2026.9.12 Debut
✅製品の詳細はこちらhttps://t.co/Nbo0ZRsv7f#スリクソン #srixon #ダンロップゴルフ pic.twitter.com/ABOhJaxWad
現行ZXiアイアンは日本で2024年11月の発売だったので、およそ2年サイクルでの世代交代となりました。
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