ゴルフ業界初となる3Dプリントチタンボディのドライバーが、イリノイ州の新興ブランドSub 70(サブセブンティ)から発表されました。
「TAIII 3D ドライバー」というこのモデルは、トミーアーマーIII(通称TA3)との共同開発ラインの最新作です。
3Dプリント×チタン、何が変わるのか
3Dプリント製のゴルフクラブと言えばコブラが精力的に開発を進めていますが、コブラが3Dプリントを採用しているのはステンレス(316L)のパターとアイアンです。
一方、Sub 70のTAIII 3DはチタンをDMLS(Direct Metal Laser Sintering)で造形しています。
ここが技術的に大きなポイントです。従来のドライバーは鋳造ボディに溶接フェースという構造が基本でした。溶接部には必ず制約が生じます。カーボンを使った場合でも接着剤などを使って繋げる必要があります。
ところが、3Dプリントによるワンピースチタンボディでは、その溶接の制約がなくなり、設計自由度が格段に上がることが期待でき、これまでとは異なるアプローチでドライバーを作ることができるかもしれません。もちろん製作過程においての精度も高くなることもメリットとなるでしょう。
ART(Axis of Rotation Technology)とは

TAIII 3Dのもう1つの柱が、特許出願中のART(Axis of Rotation Technology)です。
通常のドライバーフェースには「バルジ&ロール」と呼ばれる水平・垂直方向の曲率が付けられています。ARTはこれを根本から見直し、ロウヒールからハイトゥにかけて単一の曲率を採用。フェース上のどこで打ってもギア効果の方向を最適化する狙いがあるとのことです。
スペックと設計思想
- ヘッド体積: 440cc
- 構造: ワンピース3Dプリントチタンボディ
- 調整機能: 前方&後方のソールウェイトで弾道調整可能
440ccというサイズからも分かるように、最大MOIを追求する昨今のトレンドとは逆を行くモデルです。
操作性を重視したいプレーヤーに向けた設計で、3Dプリント製のクラブを作っているコブラ3DPシリーズがフォーギブネス方向に振っているのとは設計思想から対照的な設計なのかもしれません。
価格と発売時期
USではすでに注文が可能な状態になっていました。価格は549ドル。
ただ、Sub70日本公式サイトには今のところ情報は掲載されていませんでした。日本投入にも期待したいところです。
GolfWRXフォーラムでは発表直後から活発な議論が続いており、3Dプリントの精度、耐久性、打感への影響について関心が集まっています。
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