テーラーメイドから新型ウェッジ「Hi-Toe 5」が発表されました。
2018年の初代から数えて5代目のHi-Toeで、シリーズ史上初の軟鉄鍛造モデルです。
日本ではテーラーメイド公式オンラインストア限定で先行予約が始まっており、発売は2026年9月3日、価格は31,900円(税込)です。
Hi-Toe 5の概要|個性はそのまま、シリーズ初の軟鉄鍛造へ

Hi-Toeは、大きく張り出したトゥとフェース全面のスコアラインで、ラフやバンカー、フェースを開いた変則的なショットに強さを発揮してきたウェッジです。
今作最大の変更点は製法で、ヘッドがプレミアムソフトカーボンスチール(軟鉄8620)の鍛造になりました。
MyGolfSpyによると、テーラーメイドのマット・ボビー氏は「拡大トゥも、フェース全面のグルーブも、バッグの中で違って見えることをいとわない姿勢も、プレーヤーをこのラインに引きつけてきた個性」と説明しています。
素材自体が変更されたフルモデルチェンジです。
またGOLF.comは、テーラーメイドのウェッジとして最も高い重心を持つ点を挙げており、低く強く出てスピンで止める弾道が持ち味とされています。

先に鍛造化されていたMG5と合わせて、テーラーメイドのウェッジは全ラインが鍛造となりました。
公式もフルショットはシャープなMG5、グリーン周りはやさしいHi-Toe 5という組み合わせをおすすめなセッティングとしても紹介しています。
Hi-Toeシリーズの系譜|Hi-Toe 4に続く5代目の新モデル
| 世代 | モデル | 発売年 | 主なトピック |
|---|---|---|---|
| 初代 | MILLED GRIND HI-TOE | 2018年 | ダスティン・ジョンソンの使用で話題になった拡大トゥの元祖 |
| 2代目 | Hi-Toe RAW | 2021年 | ノンメッキのRAWフェースを採用 |
| 3代目 | Hi-Toe 3 | 2022年 | 4方向キャンバーソールを採用 |
| 4代目 | Hi-Toe 4 | 2024年 | スピン・トレッド・テクノロジーをシリーズ初搭載 |
| 5代目 | Hi-Toe 5 | 2026年 | シリーズ初の軟鉄鍛造化 |
ほぼ2年おきに代替わりしてきたシリーズで、今回の目玉が鍛造化です。
フェース全面のソーミルド・グルーブとスピン・トレッド

スピン性能向上のメインテクノロジーは、ヒールからトゥまで刻まれたソーミルド・グルーブ。
MG5で導入された溝加工で、溝の壁が立っていてエッジが鋭く、タイトな公差で削り出されているのが特徴とされています。
ロフトの大きいウェッジを開くと、打点はトゥ側へ寄っていきます。
そこに溝がしっかり残っている拡大トゥ×全面グルーブの組み合わせは、フェースを開いて使う方には理にかなった設計。
加えてフェースはノンメッキのRAW仕様で、レーザーエッチングの微細な溝で水分を逃がすスピン・トレッド・テクノロジーを今作も搭載しています。
5つのグラインド|ATVソールが復活

ソールは5種類のグラインドから選べます。
- ATS:4方向キャンバーの標準グラインド。幅広めのソールでスイングタイプを選ばず、迷ったらこれ
- ATV:復活した象徴的なグラインド。スクエアに構えるとミッドハイバウンス、開くとローバウンスのように機能
- ATW:最も実効バウンスが高いワイドなフルソール。バンカーや柔らかいライで頼れる設計
- ATX:幅広のミッドバウンス。リーディングエッジ・センター・トレーリングエッジの3面構成で、刺さりにくさと抜けを両立
- ATC:最もローバウンスのスプリットソール。硬い芝やタイトなライでフェースを開きたい方向け
日本ではATCのみカスタムメイドクラブ専用で、吊るしの製品として買えるのはATS・ATV・ATW・ATXの4種です。
日本仕様のスペック|ロフトは56°・58°・60°の3展開
日本仕様のロフトは56°・58°・60°の3つ。
米国仕様がATSグラインドで50°から60°まで揃えているのに対して、日本はグリーン周り用のロフトに絞った構成です。
50°より下はMG5側でカバーする前提の構成でしょうか。
| ロフト | グラインド(バウンス角) |
|---|---|
| 56° | ATS(10°)/ATW(14°) |
| 58° | ATS(10°)/ATV(11°)/ATX(12°)/ATC(8°・カスタム専用) |
| 60° | ATS(10°)/ATV(11°)/ATX(12°)/ATW(14°)/ATC(8°・カスタム専用) |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ヘッド素材(製法) | 軟鉄8620(鍛造)+内蔵セラミックコア/フェースはノンメッキ加工 |
| 仕上げ | COPPER(カッパー) |
| ライ角 | 64° |
| シャフト | Dynamic Gold HT(S200)/N.S.PRO 950GH NEO(S) |
| グリップ | TM Tour Velvet 360 Black 60R(50g) |
| 長さ | 35.25/35インチ(ロフトにより異なる) |
| バランス | D5(Dynamic Gold HT)/D4(N.S.PRO 950GH NEO) |
| 利き手 | 右用のみ |
スペックで面白いのは、ヘッド素材の欄に内蔵セラミックコアと記載されている点です。
米メディアの発表記事には出てこない、日本公式スペック表ならではの記載となっていました。
シャフトとグリップも日米で異なります。
米国仕様はスチールがKBSハイレブ2.0(115g)、カーボンがUSTリコイルDART(80g)、グリップはスーパーストロークのクロスライン2.0という組み合わせ。
対して日本仕様はダイナミックゴールドHTとN.S.PRO 950GH NEOの2本から選べるようです。
また、米国ではカスタムでサテンクローム仕上げが選べるほか、仕上げや刻印、ペイントを自由に組み合わせられるMyHi-Toe 5も用意されています。左用も米国仕様にはATS・ATV・ATXの3グラインドがありますが、日本仕様はレフトの展開がありません。
価格と発売日・購入先
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表(予約開始) | 2026年8月13日 |
| 発売日 | 2026年9月3日 |
| 日本価格 | 31,900円(税込) |
| 米国価格 | 199.99ドル(およそ3万2,000円)/MyHi-Toe 5は249.99ドル |
| 日本での販売 | テーラーメイド公式オンラインストア(SELECTFIT STORE +PLUS限定) |
円換算は1ドル159円(2026年8月時点)での目安です。
日本では公式オンラインストアのSELECTFIT STORE +PLUS限定モデルという扱いで、すでに先行予約が始まっており、9月3日以降の順次発送となっています。。
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