2万円台で買える弾道計測器スイングキャディSC200 PLUSを購入しました。ネーミングがややこしいですが、ボイスキャディの弾道計測器シリーズがスイングキャディです。
今回はトラックマン4との比較もしているので、どれぐらいの安定感と精度でショットデータの計測ができるのか検証しています。

結論から言うとボール初速とヘッドスピードはトラックマン4にかなり近く、キャリーも短い距離になるほどよく合いました。
一方でドライバーのキャリーは安定して数ヤード低めに出るのかな?というところが傾向としてはあるのかなという印象です。
この記事では、その精度を番手ごとに実際の数字で見ながら、リモコンや画面の使い勝手まで正直にレビューしていきます。
スイングキャディSC200 PLUSの概要とスペック

SC200 PLUSは、ール後方に置くだけで飛距離やスピードを計測してくれるポータブル型の弾道計測器で、かなりお手軽使えるタイプの測定器です。
測定方式はドップラーレーダーでボールとヘッドの動きを電波で捉えて数値を出すタイプです。
計測してくれるのは、キャリー・ヘッドスピード・ボールスピード・スマッシュファクター(ミート率)の4項目です。
打ち出し角やスピン量までは出ませんが、そのぶん設置してボールを打つだけというシンプルさが魅力になっています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| モデル名 | Swing Caddie SC200 PLUS(SC200 PLUS+) |
| メーカー | VOICE CADDIE(ボイスキャディ) |
| タイプ | ポータブル弾道計測器 |
| 測定方式 | ドップラーレーダー |
| 計測データ | キャリー / ヘッドスピード / ボールスピード / スマッシュファクター |
| モード | プラクティス / ターゲット / アプローチ / 素振り / スタッツ |
| 補正機能 | 気温・気圧補正 |
| 測定可能距離 | 約30〜370ヤード |
| 本体サイズ | 約77(W)×150(H)×25(T)mm |
| 重量 | 約214g(電池含む) |
| 電源 | 単4電池4本(電池は別売) |
| 連続使用時間 | 約20時間 |
| 付属品 | 専用リモコン |
| アプリ連携 | 非対応 |
| 生産国 | 韓国(技適取得済み) |
ポイントはスマホアプリ連携をあえて省いて、本体とリモコンだけで完結させているところです。
ペアリングや充電の手間がなく電池を入れてスイッチを入れれば即スタートできるので圧倒的に手軽。
ラウンド中の使用も特に設定もいらないし起動も一瞬なので実用的。
ただ、電池が別売ななので買うときに一緒に単4電池4本を用意しておくと安心だと思います。
SC200 PLUSの外観とデザイン

手に取るとまずスマホくらいの大きさで非常に軽いです。

厚みはスマホ2台ぶんほどありますが、それでもポケットやポーチにすっと入るサイズ感です。

本体には下の隅みはガードするグレーの保護バンパーケースが付いていて傷の心配も軽減されています。


背面にはキックスタンドがあり自立します。
これでボール後方に割とアバウトに置くだけなので、セッティングもめちゃくちゃラクです。

画面はオレンジのバックライトに黒のセグメント表示。液晶自体は大したことはないので異視認性がめちゃくちゃ良いわけでもないです。普通の見やすさですね。

本体側面に電源スイッチと音量の調整ボタン。

反対にはモード切り替えボタンとクラブ変更ボタンが並んでいます。
SC200 PLUSの操作性とリモコン

番手選択や音量調整、モード切り替えなどはリモコンからも行えます。

リモコンにはドライバー・ウッド・ユーティリティ・アイアン各番手・PW・AW・SWまで、ほぼ全番手の専用ボタンがあるのでかなり良い。
本体側にもボタンがありますが、わざわざしゃがんで本体側のボタンを操作しなくて済むのでラクで便利。
上段には色分けされたモード(MODE)・スタッツ(STATS)・素振り(PRACTICE SWING)のボタンがあります。
ロフト角の設定やトータルキャリーの呼び出しも、すべて手元のリモコンで完結します。
搭載されているモード
モードはプラクティス・ターゲット・アプローチ・スタッツの切り替えに対応しています。
プラクティスは普段の練習用で、1球ごとに飛距離やスピードを表示してくれます。
ターゲットモードは狙った距離との差が点数になるので、距離感の練習がちょっとしたゲームになります。
アプローチモードも同じく、決めた距離をどれだけ正確に打てたかを得点化してくれます。
数字を競う感覚で打てるので、ひとり練習でも飽きずに続けられそうです。
ボールを打たずにヘッドスピードだけ測る素振りモードもあるので、自宅でのスピードチェックにも使えます。
スタッツでは番手ごとの平均キャリーや最大キャリーをまとめて振り返れます。
画面上部には気圧(hPa)の表示もあり、気温・気圧補正がきいているのが見て取れました。
過去データを見るスタッツは、本体ボタンの長押しでリセットがかかる仕様なので、確認はリモコンからやるのが安全だと思います。
TrackMan4と24球を同時計測|SC200 PLUSの精度を検証

ここからが今回の本題です。
2万円台の計測器がどこまでTrackMan4に近い数字を出せるのかを実際に確かめました。
計測はぼくが実際に打って、SC200 PLUSとTrackMan4で同じ球を同時に拾わせています。
ヘッドスピードは固定せず、ドライバーからSWまで番手を変えながら打っており、あえて曲げた場合のショットの飛距離や初速にも影響がないかチェックしています。
ボールは練習場のレンジボール。
ドライバー




3番ウッド


ユーティリティ 22°


5番アイアン


7番アイアン



8番アイアン



ピッチングウェッジ



サンドウェッジ



ボール初速とヘッドスピードはかなり正確
ということですがボール初速の一致度の高さは結構良いなと思います。
全番手を通して、SC200 PLUSとTrackMan4の初速差はおおむね1〜3m/sに収まっていました。
ドライバー帯で2〜3m/sほどSC200が低めに出る傾向はあるものの、低価格のレーダー式の計測器としては立派な精度だと思います。
ヘッドスピードもアイアンからドライバーまでの通常スイングでは1m/s前後の差でよくついてきました。
スピードの土台がしっかりしているので、ミート率の目安としても十分使える数値が出ています。
キャリーは短い番手ほどよく合う

キャリーは番手帯によって精度に違いはありましたね。
PWからUTまでの番手は、ほとんどが数ヤード以内の差でハイレベルです。
特にPWは3球ともほぼピタリでアプローチの距離感を養うと言う意味では実用的。
ドライバーは数ヤード低め、長めの番手では少し精度が悪くなる

計測数値にクセがあるのがドライバーですかねー。
5球すべてでSC200のキャリーがTrackMan4より低く、差は3〜8Yの範囲でした。
初速はそこそこ合っているので、スピンを直接測れないぶん、キャリーの換算が低めに出ているのだと思われます。まあ、裏では測れているのかもしれませんが、キャリー差がでている事が事実。
長い番手や大きく曲がった球では、誤差が出やすい場面もあると考えておくのがよさそうです。
SC200 PLUSの良かった所・微妙な所
良かった所
- ボール初速とヘッドスピードがTrackMan4にかなり近い
- PWからアイアンのキャリーは距離感練習にそのまま使える精度
- 全番手ワンプッシュのリモコンで打席を離れず操作できる
- 置くだけで自立しセッティングも楽なのでラウンドでも簡単に使える
微妙な所
- ドライバーのキャリーは数ヤード低めに出る
- スピン量や打ち出し角は計測できない
- ゆっくり振るアプローチのHS・ミート率は精度が落ちる
SC200 PLUSの総合評価|こんな方におすすめ

| 評価項目 | スコア |
|---|---|
| 測定精度(初速・HS) | 9 / 10 |
| キャリー精度 | 7 / 10 |
| 設置のしやすさ | 10 / 10 |
| リモコンの使い勝手 | 9 / 10 |
| 画面の見やすさ | 7 / 10 |
| 携帯性 | 10 / 10 |
| 機能の豊富さ | 7 / 10 |
| コスパ | 8.5 / 10 |
2万円台という価格を考えると、初速とヘッドスピードの精度はかなり優秀でした。トラックマンと比較しても遜色ないデータが取れます。
まあ、スピンや打ち出し角までは出ませんが、この価格帯の簡易的な測定器の中では頭ひとつ抜けた性能ではあります。
練習場でミート率と球速、キャリーを主にチェックしたい、ラウンドにも持ち出して使いたいという人とは相性が良いでしょう。
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