試打レビュー

【試打評価】TENSEI PROオレンジ1K|無類の安定感だけどスペック選びに注意【口コミ・評判】

【試打評価】TENSEI PROオレンジ 1Kシャフト16

今回は三菱ケミカルの「TENSEI PROオレンジ1K」の試打計測を行いました

2019年に発売されたCK PROオレンジをベースに改良されたシャフトになります。メーカーが謳う特徴としては、先端剛性を高めることでトウダウンを抑制すること、さらにトルクを抑えることで左右打ち出しのズレとサイドスピンを減らすことができるということです

あと、CK PROオレンジはカウンターバランスのシャフトでしたが、その部分も継承されています

とにかく、TENSEIは発売以来とても人気のカスタムシャフトであり注目度も高いですし、気になっている方も多いでしょう

【試打評価】TENSEI PROオレンジ 1Kシャフト10

それでは詳しいデータを見ながらTENSEI PROオレンジ1Kについてレビューしていきます

計測に使用したクラブのスペック
  • ヘッド:テーラーメイド SIM
  • ロフト角:9.0°
  • シャフト:TENSEI PROオレンジ1K
  • フレックス:S
  • 長さ:45.25インチ
  • ボール:タイトリスト プロV1x
  • 弾道計測器:GCQuad
弾道計測器はPGAツアープロも多数使用する「GCQuad」です
まさ
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この記事の執筆者:まさ(元ゴルフショップ店員・クラフトマン) ⇒詳細プロフィールはこちら

TENSEI PROオレンジ1K試打計測データ

【試打評価】TENSEI PROオレンジ 1Kシャフト

▼平均のデータが下記

ヘッドスピード(m/s) 46.8
ボールスピード(m/s) 67.2
打ち出し角度(°) 16.2
打ち出し方向(°) 1.1(右)
バックスピン(rpm) 2023
サイドスピン(rpm) -16(L)
ピーク時の高さ(yd) 39.5
降下角度(°) 41.9
センターからのブレ(yd) 4(右)
キャリー(yd) 268.6
総距離(yd) 282.3

以上が計測データになりますが、キャリー268.6ヤード、トータル282.3ヤードです。飛距離性能は伸ばしやすい傾向にあることがわかりました

データからはライナー系の低スピンな弾道であることがわかります。最高到達点は40ヤードを下回っていますし、降下角度も比較的緩やかです。キャリーもしっかり出ているうえに落ちてからのランも出やすい傾向にあります

バックスピン量は2000回転前後を推移しており、低スピンなシャフトに分類できるのは間違いありません

弾道イメージ
【試打評価】TENSEI PROオレンジ 1Kシャフト3

メーカーが謳うとおりサイドスピン量は少なめで落ち着いた弾道となりました。とにかくストレート系で安定性がすごいです。どちらかといえばフェードよりではありますが

ということですから、飛びも重視するのであれば捕まるタイプのヘッドと組み合わせるほうがより飛距離を伸ばせる印象はあります

弾道を重ねたイメージ
【試打評価】TENSEI PROオレンジ 1Kシャフト1

弾道を重ねたイメージがこちらになります。打ち出し方向がめちゃくちゃそろいます

捕まりはCK PROオレンジよりも弱いです。右に出しやすいのでフッカーとの相性は良いはず

弾道のバラつき
【試打評価】TENSEI PROオレンジ 1Kシャフト2

高さは中低弾道といったところです。総じていえるのはハードヒッター向けということでしょうか

TENSEI PROオレンジ1Kは安定するけど結構ハード

【試打評価】TENSEI PROオレンジ 1Kシャフト4

TENSEI PRoオレンジ1Kは超安定します。すばらしい方向性の良さを感じました。ただ、重くて硬いのでハードなシャフトでもあります。カウンターバランスなのと手元のしなり感はそれなりにあるのでまだ振れますけど、実際なかなかしんどさがありました

なので使うなら一つ重量を下げて同じフレックスのものを選択するのが良いかなと思っています。今作はそもそも表示よりも高重量なのも理由です

ぼくが実際に使うなら60Rではなくて50Sを使いたい。これはTENSEI PROホワイト1Kの時と同じ感覚です。三菱のシャフトは重量を落としても同フレックスだと5点剛性の値は変わりにくいし実際振っても違和感がありません

TENSEI PROオレンジ1Kの振動数

【試打評価】TENSEI PROオレンジ 1Kシャフト13265cpm

振動数も計測してみました。60Sで265cpmなので数値的にはハード目

【試打評価】TENSEI PROオレンジ 1Kシャフト14

次に60Xは281cpmです。重量は72.5g

【試打評価】TENSEI PROオレンジ 1Kシャフト15

60Rは250cpmです。60Rと60Sは全くの別物という印象です。先述しましたが、60Sが無理そうだから60Rにしようというのはやめたほうがいいでしょう。そういう場合は50Sがおすすめ

TENSEI PROオレンジ1Kのデザインについて

【試打評価】TENSEI PROオレンジ 1Kシャフト10

ベースのデザインはCK PROオレンジのときと変わりません

【試打評価】TENSEI PROオレンジ 1Kシャフト6

手元側には1Kクロスを用いているのがわかるようなデザインになっています

【試打評価】TENSEI PROオレンジ 1Kシャフト7

中間部には1Kシリーズの文字が入ります

【試打評価】TENSEI PROオレンジ 1Kシャフト9

先端にはクロスリンクテックのロゴ。強度、弾性率、破断伸度を高めるというテクノロジーだそう

TENSEI PROオレンジ1Kの総合評価

【試打評価】TENSEI PROオレンジ 1Kシャフト17

安定感は最強です。三菱の現行のモデルの中でももっともハードなシャフトといってもいいほどに先端剛性も高く曲がりづらいです

注意点は重量が結構あるのと低トルク化されている点です。弾道も低めですし、ターゲットは明らかにパワーヒッターなので、従来のスペック選びだとハードになりすぎる可能性が高いです

同フレックスの一つ下の重量を試してもらうのがおすすめ。例えば60g台のSを使っている方は合わせて50Sを試してみてほしいです

性能は素晴らしいものがありますし、ハマれば超安定するシャフトなので個人的には満点に近い評価ですが、ちょっとスペック選びが難しいのでおすすめ度は4としておきます

おすすめ度

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この記事を書いた人

まさ:ゴルフ歴30年、メーカー勤務10年以上のギア専門家。Trackman 4を用いた忖度なしの試打計測データを公開しています。YouTubeチャンネル「ゴルフ雑記帳」でも動画レビューを更新中!

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら