ショットナビ ベリックス V14をレビュー|有機EL画面の見やすさと使い勝手の良さが抜群

ショットナビのゴルフウォッチ「ベリックス V14」を、実際にラウンドで使い込んできました。
ショットナビとしては初めてAMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載したモデル。発売は結構前で今更かよ!というのはあるんですけど、うっかりレビューしていなかったのでここで取り上げたいと思います。

先に結論|画面の綺麗さは現時点で最高クラス
結論から言っておくと、画面の綺麗さと視認性は、今買えるゴルフウォッチの中でも最高クラス。めっちゃ見やすくて、ディスプレイがしょぼいと思っていたショットナビが進化していてビビりました。
もちろん有機ELなので太陽光の下でも全く苦にならないですし、視認性に関しては言うことないレベルですね。
そしてもうひとつ、ぼくがいちばん驚いたのがコースレイアウトの描写でした。
これまでのショットナビのゴルフナビは、レイアウト表示がどうしても粗くて見づらいんだよなーと思っていたのですが、今作はめっちゃ細かく綺麗に描かれています。
距離の精度もカートナビやレーザー距離計と比べて違和感がなく、タッチ操作もヌルヌル動きます。
ただ、デザインはゴルフ用という感じでしょうかね。
ゴルフウォッチなんでそれでいいんだけど、ゴルフ以外の日に普段使いしようとは、ぼくは思いませんでしたがゴルフ用としてはクオリティは高いし安心して使えるという意味でもおすすめ。
ショットナビ ベリックス V14の概要とスペック
ベリックスは2025年11月に発売されたショットナビの腕時計型GPSゴルフナビです。
1.43インチのV14と、1.2インチのV12という2サイズ展開で、今回試したのは大きい方のV14になります。
カラーはブラックとホワイトの2色で買ったのはホワイト。
収録コースは公式で国内5,008コース、海外149ヵ国58,945コースとされていて、あわせて約6万コースという規模です。
設計開発から製造まで国内で行うMADE IN JAPAN。
従来モデルからの進化点
ショットナビの直近のゴルフウォッチと比較したのがこちら。
| 項目 | ベリックス V14 | Evolve PRO | W1 Evolve |
|---|---|---|---|
| ディスプレイ | 1.43インチ AMOLED | MIPカラー反射型液晶 | MIP反射型カラー液晶 |
| 重量(ベルト除く) | 28g | 65g | 74g |
| 厚み | 12.5mm | 13.2mm | 16.2mm |
| タッチ操作 | 対応 | 対応 | 非対応 |
表示方式が有機ELに変わったこともそうですが、重量が半分以下に軽くなっているのは凄い。
この軽さと薄さは、衛星の受信に最新のLDSアンテナを採用したことで実現できたとのこと。
測位はGPS・GLONASS・Galileoに加えて、みちびきL1Sにも対応しています。
ベリックス V14/V12のスペック
| 項目 | V14 | V12 |
|---|---|---|
| モデル名 | Shot Navi VELLIX V14 | Shot Navi VELLIX V12 |
| メーカー | ショットナビ(テクタイト) | ショットナビ(テクタイト) |
| ディスプレイ | 1.43インチ AMOLED | 1.2インチ AMOLED |
| 外寸(ベルト除く) | Φ48 × 12.5mm | Φ42 × 12.5mm |
| 重量(ベルト除く) | 28g | 24g |
| 連続使用時間 | 最大約15時間 | 最大約12時間 |
| フル充電時間 | 約2時間 | 約2時間 |
| 測位 | GPS/GLONASS/Galileo/みちびきL1S | GPS/GLONASS/Galileo/みちびきL1S |
| 収録コース | 国内5,008/海外149ヵ国58,945 | 国内5,008/海外149ヵ国58,945 |
| 防水性能 | IPX7 | IPX7 |
| 充電方式 | マグネット充電/通信用USBケーブル | マグネット充電/通信用USBケーブル |
| スマホ連携 | iOS 12.4以上(Android非対応) | iOS 12.4以上(Android非対応) |
| カラー | ブラック/ホワイト | ブラック/ホワイト |
| 価格(税込) | 44,000円 | 39,600円 |
| 発売日 | 2025年11月27日 | 2025年11月27日 |
ベリックス V14の外観と装着感


付属品は専用ウォッチケースと、マグネット充電/通信用のUSBケーブル、それにクイックスタートガイド兼保証書です。

充電はマグネットのケーブルをペタッとくっつけるタイプの専用のやつです。無くしたら終わりなので注意してください。
あと充電ポートにつなぐ方がType-Aなのは解せない。

手に取ってまず思ったのが、とにかく軽くて薄いということ。
公称28gはベルトを除いた数字なので、ベルト込みで実測してみたところ47.2gでした。

厚みも12.5mmしかないので、横から見るとかなりスッキリしています。

ベルトはラバータイプ。ただ全体的にチープさはありますね。定価4万円以上のビルドクオリティとは思えないです。ハード部分はしょぼい。

実際に着けてラウンドしてみると、装着感はまあまあいいです。
ひとつだけ、色については補足を。
ホワイトは見た目こそ爽やかなんですが、シリコンのベルトなので汚れやすそうというのが正直な感想で、これから買うなら基本的にはブラックをおすすめします。たぶん黄ばんでくる。
ベリックス V14の画面の見やすさ
このモデルのいちばんの推しは画面。

とにかく画面がめっちゃ綺麗で、視認性の良さは言うことなしでした。
有機ELなので黒がしっかり沈んでくれて、そこに数字が浮かび上がってくる。という感覚。
真夏の直射日光の下で見ても全く苦になりませんでしたし、この見やすさは現時点で最高クラスだと思います。

そして冒頭でも触れたコースレイアウトの描写。
これまでのショットナビは、正直レイアウトの絵が粗くて「まあ分かればいいか」という感じだったんですが、今作はフェアウェイの形もバンカーの輪郭もめっちゃ細かく綺麗に描写されています。
ここは有機ELに変わった恩恵がいちばん出ている所かなと。
距離だけを大きく出す「どでか文字」も用意されていて、ナビメニューから選ぶほかに上ボタンの短押しでも切り替えられます。

センターに加えてフロントとバックの数字も一緒に出るので、情報が足りないということもありません。
明るさは自動調整に任せておけますし、手動で段階を変えることもできます。

ベリックス V14のGPSナビ性能と操作性
距離の精度はカートナビ・レーザーと比べて違和感なし
距離の精度は、結論として文句なしでした。
カートナビと並べて見ても差はほとんどありませんし、レーザー距離計と比べても違和感のない数字が出ています。
そもそもショットナビはこれまでずっと精度で信頼はしているメーカーなので、今さら精度が悪くなるとは思えないし、もちろん今作も高精度。
タッチ操作とオートビューチェンジ
タッチ操作はヌルヌル動いてかなり快適です。
感度も良くて、指の動きに素直についてきてくれるのでストレスはほとんどなかったですね。
なによりコースレイアウトの拡大縮小が非常にやりやすくて、右下にあるプラスとマイナススライダーをなぞるだけでスッと縮尺が変わってくれます。
ゴルフウォッチのレイアウトの拡大と縮小は結構課題だと思っていたんですが、これは素晴らしいUIだなと思いました。

残り距離に応じて画面が切り替わるオートビューチェンジも普通に便利。
気づいたら変わっているという感じで、見たいときには必要な情報がパッと出ています。
表示オプションとナビ設定
メニューは結構分かりやすい。

ナビ設定は「表示オプション」「スコア入力設定」「ナビ距離単位」の3つだけなので、階層が深くて迷子になることがありません。

表示オプションでは、同心円・レイアップ・飛距離・ピン方位の4つを個別にオンオフできます。

とにかく情報量を増やしたいならフルでONにしておく、反対に数字だけスッキリ見たい人は必要ない情報はOFFにすることも可能。
細かい所だと、距離の単位をコース(ショット)とグリーン(パット)で別々にヤードとメートルから選べます。

ベリックス V14の主要機能を正直にレビュー
ここからは実際に使った機能を、良かったものとそうでもなかったものについて。
ダイナミックグリーンアイとスロープディレクション
グリーンの起伏をヒートマップで見せてくれるのが、ダイナミックグリーンアイです。

起伏がかなりリアルに再現されており、グリーンアンジュレーション搭載機の中でもレベルは高いです。
初見のコースなら確実に役立つ機能です。

そこにプラスαで表示されるのでスロープディレクションの矢印。
傾斜の方向が矢印で示されるので、単純にラインが分かりやすくなって非常に便利でした。
グリーンの向きが現在地から見た形に自動で回ってくれる仕組みも入っています。
これは普通に良いんですが、ボイスキャディなどにも同じ仕組みはあるので、ベリックスが初めてというわけではありません。
とはいえ便利は便利です。
フェアウェイナビとリアルディスタンス
ドッグレッグや、目の前が塞がっていてグリーンを直接狙えない場面で使うのがフェアウェイナビです。

画面をタッチして狙いどころを決めると、現在地からその地点までが赤、そこからグリーンまでが黄色、そして合計の必要距離が下に白で出ます。
この合計がリアルディスタンスで、直線距離ではなく実際に打つべき距離を教えてくれるというもの。
林から出すときに、どれぐらいの距離を打てばいいのかが明確に分かるので、大変助かります。
ちなみにこのフェアウェイナビ自体は以前のショットナビからあるお馴染みの機能で、機能面で他モデルと変わりはありません。
3点間距離計測
ハザードビューやシンプルビューでレイアウトをダブルタップすると、3点間の距離が出ます。

ダブルタップで即座に軌道してくれるので使いやすさも抜群だなーということで関心した・
高低差表示
高低差はメインメニューから上下スワイプでオンオフを切り替えます。
オンにすると距離の数字が黄色に変わって、高低差を加味した目安距離になります。

クラブを選ぶときに見ているのは、もちろん高低差込みの方の数字です。
打ち上げなのか打ち下ろしなのかは矢印とマークでも出るので、パッと見て把握できます。
※競技モードにすればOFFにできる
オートメジャーとスコア入力
オートメジャーは、ショットを自動で検知して飛距離を記録してくれる機能です。

使ってみた感じ、自動検知はたまに取りこぼすことがありましたが、まあまあ正確に拾ってくれます。
短い距離のアプローチやパターは検知しない場合があるとメーカー側も断っているので、そこは致し方ないところかなと。
スコア入力は、ナビ画面から左にスワイプするだけで呼び出せます。

ストロークとパット数がそれぞれプラスマイナスのボタンで並んでいて、めちゃくちゃ分かりやすいうえに操作性も良いです。
入力したスコアは一覧でも確認できて、ホールごとのパットや飛距離まで表示される。

ベリックス V14のバッテリーと日常での使い勝手
バッテリーはほぼ満充電の状態からスタートして、1ラウンド終えた時点で69%残っていました。

消費は3割ほどという計算になるので、充電を挟まずに2ラウンドは問題なくいけそうな感じ。
連続使用時間が最大約15時間という公称値も、まあ納得できるかなと思います。
ゴルフ以外の場面では。
歩数や消費カロリーを記録するアクティビティ機能は入っていますし、スマホと繋げば着信やメッセージの通知も飛んできます。

ただ、通知については来るのは来るんですが、この時計に必要かというと不要かもというのが正直なところです。

ちょっと高価格帯だから一応付けておきました、というような機能に見えます。
そもそもデザインが微妙すぎるので、ぼくはこれをゴルフ以外の日に普段使いしようとは思いませんでした。
ベリックス V14とV12はどちらを選ぶか
ベリックスは2サイズあります。
| 項目 | V14 | V12 |
|---|---|---|
| 画面 | 1.43インチ | 1.2インチ |
| 直径 | 48mm | 42mm |
| 重量(ベルト除く) | 28g | 24g |
| 連続使用時間 | 最大約15時間 | 最大約12時間 |
| 価格差 | — | V14より4,400円安い |
まず48mmという直径ですが、実際に着けてみて大きすぎるとは思いませんでした。
よほど小型のものが良いという方でない限り、情報の見やすさを考えるとV14の方が良いと思います。
バッテリーの差については、どちらのサイズでも2ラウンドぐらいはいけるので、それで選ぶ理由にはならないかなと。
気にしなくて大丈夫です。
ベリックス V14の良かった所・気になった所
良かった所
- 有機ELの画面がめっちゃ綺麗で、直射日光の下でも視認性が落ちない
- コースレイアウトの描写が細かくなって、従来のショットナビより格段に見やすい
- タッチ操作がヌルヌルで、拡大縮小が非常にやりやすい
- 28gの軽さと12.5mmの薄さで装着感が非常にいい
- ダイナミックグリーンアイの起伏がリアルで、初見のコースで効く
- 距離の精度がカートナビ・レーザーと比べて違和感なし
- スコア入力が分かりやすく、操作性も良い
気になった所
- デザインが微妙で、ゴルフ以外の日に普段使いしたいとは思わない
- メッセージ通知は来るものの、この時計には不要に感じる
- オートメジャーの自動検知がたまに取りこぼす
- ホワイトはシリコンベルトなので汚れやすそう
ベリックス V14の10段階評価|こんな方におすすめ
| 評価項目 | スコア |
|---|---|
| 測定精度 | 9.0 / 10 |
| タッチ操作の快適さ | 9.0 / 10 |
| 画面の見やすさ | 10.0 / 10 |
| バッテリー持続 | 8.0 / 10 |
| 装着感 | 8.0 / 10 |
| 機能の豊富さ | 7.0 / 10 |
| 使い勝手 | 9.0 / 10 |
| コスパ | 7.0 / 10 |
具体的におすすめなのは、まず画面の綺麗さと、太陽の下での視認性を重視する方です。
どでか文字表示もあるので、手元の小さい数字が見えづらくなってきた方も使いやすいはず。
それからナビの精度は文句なしなので、とにかく高精度な距離計測を求める方。
設計から製造まで国内で行っているので、日本製の安心感を重視したい方にもおすすめです。
逆に、普段使いの付加価値を求める方には向かない気がしますね。
まあ、普段使いでも使いたいならやっぱりガーミンの方がSuicaを使えたりと、いろいろ便利です。
ゴルフ専用機としては評価どおりおすすめ。
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