新製品情報

【新製品速報】Mizuno Pro S-1 アイアンが米国で発表|Sシリーズに本格的なマッスルバックが登場

mizuno pro s1

ミズノがシグネチャーシリーズの第二弾として純粋なマッスルバック「Mizuno Pro S-1」アイアンを発表しました。

今年3月に発売されたハーフキャビティデザインの「Pro S-3」に続く第二弾として、Pro S-1は「マッスルバックこそがミズノの原点」という考えのもとに開発されたとのこと。ミズノのシグネチャーシリーズは大体4年間のライフサイクルで展開されるのですが、最終的には4つの異なるヘッドタイプがラインアップされる予定になっているようです。

今回のMizuno Pro S-1は一体型鍛造マッスルバックで、1025E Pure Select軟鉄の単一ビレットから製造され、ソフトホワイトサテン仕上げが施されています。

ヘッドスペックは下記。

番手ロフト角ライ角オフセット長さ
4番24°60.5°2.5mm38.75″
5番27°61°2.4mm38.25″
6番30°61.5°2.3mm37.75″
7番34°62°2.2mm37.25″
8番38°62.5°2.1mm36.75″
9番42°63°2.0mm36.25″
PW46°63.5°1.9mm35.75″

採用されているテクノロジー面では、グレインフローフォージドHD製法により高密度鍛造を実現。従来のマッスルバックとは異なるチャンネルバック設計を採用し、バックフェース側に溝状の構造を配置することで重心位置の一貫性と縦方向の打点ブレへの安定性を向上させているようです。この設計により、より一貫したボールフライトが可能になるとミズノは謳っています。

また、打音に関しての調整はハーモニックインパクトテクノロジー(HIT)により第3・第4モードの振動周波数を最適化し、より敏感なフィードバックを実現。さらに、クロムメッキの下に薄い銅層を配置する銅下メッキにより、よりソフトな打感を生み出しています。

従来のMizuno Pro 241と比較して、Mizuno Pro S-1はより四角いトゥ形状を採用されているみたいですが、これはPGAツアープロからの直接的なフィードバックに基づく変更だそう。

ソール設計も最適化され、より平坦なソール、シャープなリーディングエッジ、1度多くなったバウンス角になっています。

今作の開発にはミズノ契約プロのキース・ミッチェル選手とベン・グリフィン選手などが参加し、特にミッチェルが使用していたMizuno Pro 221のソールグラインドがS-1の設計に活かされています。

Golf Monthlyのレビューでは「現代のブレードアイアンの中でも最も美しい」と評価され、「ボールがフェースに溶け込むような感覚で、打点を0.1mm単位で感じ取れる」とのコメントもあり、評価はかなり良いようです。

また、興味深いのは、製造工程での環境配慮で、従来の27mmビレット(クラブヘッドの原材料となる金属の塊)から25mmビレットに変更することで、年間約50トンの鉄屑削減を実現したとしています。正直、我々ゴルファー的には直接のメリットはありませんが、こういった取り組みも世界的には注目を集めているみたいですね。

USモデルの価格は1本あたり215ドル(約31,000円)で、標準シャフトはKBS Tour 120S、標準グリップはゴルフプライド ツアーベルベットです。

予約開始は2025年8月28日、店頭発売は2025年9月11日を予定しており、右打ち・左打ち用(4番-PW)に対応します。

記事執筆時点で日本国内モデルの発表はまだありません。

さらに、現在シグネチャーシリーズの3番目のモデルがツアーテスト中で、2026年9月の発売が予定されているとの噂があります。今後新たな情報が入り次第、随時更新していきます。

関連【噂】キャロウェイ Apex UW 2025年モデルらしきヘッド画像が流出。新型が間もなく登場か?

関連【数量限定】キャロウェイ ELYTE ナイトモード エディション ドライバーが発売!特徴&取扱いショップ情報

関連オデッセイがホッケースティックパターを発売。『ハッピー・ギルモア2』公開記念の限定モデル

関連【限定モデル】テーラーメイド P-UDI ボンバー ユーティリティアイアンが発売開始

関連【限定リリース】スコッティキャメロン『リミテッド ファントムブラック』が”在庫限りの数量限定”で発売

関連【速報】ベティナルディ Core Carbonパターがツアーに登場。限定モデルとしても発売開始

ABOUT ME
まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
一緒に読まれている記事